話すことが好きになった出会い

一匹オオカミ。1人で遊べる人。そんな言葉が合う私。孤独でもやっていける人。

 

この間まで付き合ってた人は私と真逆の人で、たくさんの人の輪の中にいる、人が集まってくる人だった。

 

自分の時間をしっかり持ちたい。

彼はそれを許さない人だった。

 

彼が毎日ラインを50通以上したいって言う。私に無いものをたくさん持っている彼に離れて行ってほしくなくて、、その気持ちに応えようと、仕事中も携帯を片時も離さずポケットに入れるようにしていた。

 

アナログな私は毎日ラインする事も初めは戸惑いながらだった。短い文章を綴るだけでも、押し間違いによる誤字入力が多くて、直したりしているうちに時間がかかって、「返信が遅い」「文章に愛がない」とか言われて辛い思いをした。

 

彼がくれるラインは私がこぼす愚痴を優しくなだめてくれたり、勇気付けてくれたり、アドバイスしてくれるものだった。

彼はとても読んでいて泣いてしまうような書き方をする。話し言葉で、寄り添っていてくれるような暖かさが伝わりやすい文章を書いてくれた。人の心を動かすのがとても上手い、自分の気持ちを伝えるのが上手な人だったんだと思う。

 

彼の文章が好きで、私は彼の言葉をたくさん聞きたくて、初めは質問ばかり投げかけていた。

いつの間にか彼のように、語りたくて真似するようになっていた。言葉の流れを似せてラインを打っていた。

 

表現下手な私が、最近話せるようになったって喜んでくれたり、いい表現するねって言ってくれたり、小さな事にも気づいてくれると

苦痛だったラインのやりとりがいつからか楽しくてしょうがなくなって、自分から進んでラインを送っていた。

 

初めは彼に近づきたくて始めた事だったのに、今では自分から送りたいと思っている。自分の中に起きたちょっとした変化を、彼に教えたくてたまらなかったんだと思う。

 

話すことが苦手で、いつも愛想笑いして会話から逃げていた私。彼のおかげで、今は拙い会話でも、たくさんいろんな人と話したいと思っている。

 

人と繋がるってとても素晴らしい事だって、彼から教えてもらった。

 

離れていても今でもすごく好き。尊敬している。出会えて本当に良かったと思う。ありがとう。