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替のきく存在

彼は私に長く付き合う気がないみたいな物言いをよくする。

「好きって言っていても、急に冷めたりするから女性は分からない。」

もう2回くらい聞いた言い草。

「10月まで関係が続いていたら...ね」みたいな言い方もする。一年も続かないってか。

 

私はその言い方に拗ねて飽きて、可愛いなってすら思うようになってる。

 

バカだなぁ私って。つくづく思う。

 

彼の瞳孔が開いて私を見つめる時、とても彼が好きで好きでたまらなくなる。甘えたいし甘えられたい。彼に飽きられたくない。

 

今期最悪の私の姿で満足してくれるなら、最高の状態まで仕上げたらどう思ってくれるのかな。今よりもっと綺麗な私を見てどう思うのかな。彼がそばに置いておきたくなるような、素敵な女性だって思ってくれるのかな。個性が無くなってつまらなくなったって思うのかな。

 

私の悪いところを知っているはずなのに、いいところを見ようとしてくれる彼。理解力があまりないのに、そんな事ないよってリップサービスしてくれる彼。学力に雲泥の差があるのに、しゃがんでくれる彼が好き。

 

優しすぎて、私は今夢を見ているみたいだと常に思う。

彼は私の存在をラーメンの替え玉くらいにしか思ってなくて、ブランドもない、100円前後で食べられるお買得メニューと思っているのかもしれない。現実はそんなもんだと思う。とってもさっぱりしている。

 

1人で踊るのは得意だ。

 

どうせならこんな夢で終わらせるより

 

もっと大きな夢にしてしまおうと私は思っている。

 

壮大なスケールのRPGを作り上げて、エンドロールで号泣できるような良作。セーブ出来ない事を2人でいい思い出にしたい。

 

彼にはこんな不安を私が密かに抱いているなんて、話した事ない。

 

話しただけで倒れてしまいそうな恋だから。